パンドラの箱

自分の書いた小説などの文章をアップします。 いろんなジャンルがありますので、よかったら読んでいってください。読み逃げ全然OKですw

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水曜日 2:00pm
 優奈は、心配そうに洗面所の前をいったりきたりしていた。そして意を決したように、ドアをコツコツと叩いた。
「かおるこさ~ん、大丈夫ですか?」
 薫子が昼過ぎから事務所の部屋に閉じこもったきりなのだ。
「具合でも悪いんですかぁ?」
「大丈夫よ。今出るわ」
 ドアが開いて薫子が出てくる。と… 【“【ペット狂想曲 Vol.3】”の続きを読む】
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金曜日 11:00am
 翌日、薫子は朝一番で保健所に出かけた。保護されてるかもしれないし、もし最悪、事故に遭っていたとしたら、やっぱり保健所に何かしら手がかりがあるかもしれない。
 だが、ジローがいなくなった辺りの地域を担当する保健所には、全くそれらしい犬の手がかりはなかった。

金曜日 9:00am
 薫子はジローがいなくなった辺りから少し足を伸ばし、絹子がジローを買ったというペットショップ『パートナーズガーデン』を訪ねてみることにした。
「聞いた住所だと、この辺りなんだけど…」
 そこは絹子の居住もある、閑静な高級住宅地の一角だった。
 犬を散歩させている人がやたらと目立つ。しかも、いかにも品が良さそうな犬ばかりだ。
 カフェテリアのオープンテラスにも、犬を連れて食事やお茶をしている人が目に付く。
「なんだか日本じゃないみたい。ふうん、こういう所もあるのねー」
 異国気分を味わいながらしばらく歩いていくと、目的のペットショップについた。
 驚くべきはそのペットショップ、薫子が想像していたような、街の一角にぽつんとある小さな店舗などではなく、7階建てのビルまるまる1つが総合ペットデパートになっていた。

1階はペットを売るペットショップ、2~3階はペット用品売り場になっていて、そこから上はペット美容院、獣医、ペットホテルなどが入っている。
 大きな自動ドアをくぐり白く清潔感のあるフロアに入ると、その広さに驚いた。ペットと一緒に買い物ができるように、通路も広くとられている。並べられているペットケースも個室で普通の2倍はあるし、奥には実際に動物と触れ合えるコーナーなども用意されていて、ちょっとしたテーマパークにでも来た気分だ。
「すごいわ。こんなお店があるのね」
 かわいい犬や猫たちを見ていて、心が和まないわけがない。
 思わず仕事を忘れて、夢中になってケースの中を覗き込む薫子。
 いかにも品のよさそうな顔をした犬、どう見ても可愛いというより滑稽な、それでいて愛嬌のある顔をした犬、などがウィンドウから覗く薫子の方に向かって尻尾を振ったりしている。
「かわいい~~!!」
「お客様、どのような犬をお探しでしょうか?」
 胸の所に店名のロゴとかわいい犬のプリントが入ったエプロンをした若い女性店員が、話し掛けてきた。 【“【ペット狂想曲 Vol.2】”の続きを読む】

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水曜日 6:30am
ジリリリリーーン!
 目覚ましのけたたましい音が鳴り響く。
 続いて、布団の中からにゅーっと手が飛び出て、目覚ましを消した。
 そのまま……約5分。布団がもぞもぞと動き出し、冬眠から覚めた動物のごとく眠たそう

な顔を布団から出した薫子。
「ねむい…けど起きなきゃ。ええいっ!」
 気合をいれて布団を跳ね除ける。それからわざとのように大きな声で、
「さあっ! コウメイくんにごはんでもあげよう~っと!」
 と叫び、冷蔵庫へ向かった。コウメイくん、というのは薫子のペットであるアルビノの白い蛇のことだ。
 薫子は冷凍庫からエサを取り出し、シッポを持ったままコウメイくんの水槽の方へ歩み寄り、軽く水槽のガラスを叩いた。
--コツコツ。
「コウメイくーーん、ご飯ですよ~。コウメイくんってば。…あれ?」
 薫子は水槽の中をじっくりと覗いてみる。なんだか水槽の中のコウメイ君の様子がいつもと違う…ような気がする。元々が動きが活発なほうではないし夜行性なのだが…明らかに反応が鈍い。のろのろと動いて止まり、ぴくぴくと痙攣していた。
「どうしたの、コウメイ君?」
 コウメイくんは表情のない顔を微かに薫子の方へ向けると、そのまま、ぱたりと動かなくなってしまった。
「コウメイ君~~~っ!?」 【“【ペット狂想曲 Vol.1】”の続きを読む】

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今日、あの人が死にました。

その事を知ったのは今朝、出勤前にいつも見ているテレビのニュース番組でした。

母親を追いかけて車道に飛び出した子どもを身を挺して救い、重体で病院に運ばれたものの治療の甲斐もむなしくさきほど亡くなりました、と番組のアナウンサーは淡々と告げました。
ご冥福をお祈り致します…そんな言葉が虚しく私の周りを廻っていました。

あの人の家族が画面に映ります。
涙をおさえながら「とても立派な、あの人らしい最期でした」そう呟く憔悴した女性は、奥さんなのでしょう。
隣にいる詰襟を着込んだ中学生は、女性を横から支えながら青ざめ、ただ押し黙っています。
幸せな家族に突然降りかかった不幸に、周りの誰もが同情するでしょう。

では、私は…?
不幸になる権利もない私は…どういう感情を抱けばいいのでしょう。 【“【千羽鶴】”の続きを読む】 このページのトップへ
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関谷うらら
  • Author: 関谷うらら
  • 妄想大爆走な文章を書くのが趣味の♀です。
    「妄想は自分を裏切らない、妄想も自分を裏切ってはならない」が座右の銘ですw

    ご連絡などありましたらこちらまでw
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